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箔画体験セミナーに行ってきました


先週、岐阜市役所で行われました箔画セミナーに行ってきました。
いつも大変お世話になっております、岐阜信用金庫さんからのご紹介です。

(公財)ぎふしん記念財団主催のセミナーです。

岐阜市役所1階に展示されている箔画をご覧になられたことありますか?
わたしは今回初めて拝見いたしました。とても美しく金が輝いて素晴らしい大作です。
縦2メートル、横5メートルの絵の中には長良川を中心に金の雲の合間から岐阜の街が細やかに描かれています。
そばで見ると小さく色々なものが描かれていて見ていて飽きないです。
この箔画の作者、野口琢郎さんと加藤栄三・東一記念美術館館長の山本真一さんのお二人と、
この絵画を依頼した岐阜信用金庫さんとの3人で作品を解説していただきました。
とても、気さくに作品作りの裏側なども話していただけて大変面白く、また勉強になりました。

野口先生の作品作り、「箔画とは」というものを間近で拝見して

午後からはいよいよ自分で箔画を描いてみます。
道具は全て用意してくださっています。
絵を描くなんて何年ぶりかな…戸惑いながら教わったように見様見真似で進めます。
まずは、お手本の絵を写して墨描きします。

バックにも墨を入れたらいよいよ金箔を配置していきます。

いろんな色の箔があって、構成は自由。
野口先生の箔画は漆で箔を貼りますが、セミナーでは膠を使います。
うまく箔を貼れなくて難しかったです。
このあたりからそれぞれに参加者の個性が表れてきます。
箔を貼り終えたらこの日は終了。

2日目は花の色付けです。
日本画の顔料を膠でといたものをいただき桔梗の花に着色していきます。
顔料が乾くと色が変わってしまい、塗っているときの表情と違ってくるので
予測できなくて難しいです。
色々と、自分では手直ししたいところばかりですが、落款風なサインをして終了。

素敵な額縁まで用意してくださり至れり尽くせりです。
落款の朱色が入り、額に入れるとまんざらでもない作品に見えてきてニヤニヤしてしまいます。

完成後は、野口先生、山本先生の講評をいただき参加者の皆さんの作品を皆で拝見いたしました。
同じ画材で同じモチーフでもどれも違って個性豊かで面白かったです。
そして最後に、岐阜信用金庫の光崎専務理事より一人ずつ修了証書を授与していただきました。

箔画自体、豪華な重みがありますが
野口先生や山本先生からの解説も、箔画体験も何から何まで豪華なセミナーでした。
二日間でコミュニケーションできた参加者の方々ともとても素敵な出会いでした。

岐阜信用金庫様にはこのような機会をくださり大変感謝しております。
ありがとうございました。
改めて岐阜市役所に行き、もう一度野口先生の箔画を見てこようと思っています。