県立加納高校美術科卒展
日曜日が最終日だったので大急ぎで行ってきました。
岐阜県美術館にて毎年この時期に行われています。
加納高校美術科の3年生による卒業展覧会です。
最終日のこの日は多くのお客様が来ていました。
昭和38年に設立され昨年で60周年を迎えた歴史ある学科です。
日本画、油画、彫刻、デザイン・工芸の4つの専攻に別れてそれぞれの作品を展示してあります。
立体の作品もあり、とても見ごたえあります。
どの作品も細部にまで手が入れられて根気よく取り組んだことがよくわかります。
専攻による作品のそばには作者の自画像デッサンが展示されています。
作品とタイトルを見比べて…なるほど。とか思いながら楽しみます。
自画像では顔の表情や、木炭の墨の色にも人それぞれの特徴があり、髪の毛一本一本まで表現してあったり肌の感じの柔らかさが表わされていたり力作ぞろいです。
みなさん、いったいどれくらいこの作品と向き合ってきたんだろう。
作品のテーマを決めるところから、取材や資料を集め、下絵をおこして
大きさを決め、色味を決め、
思ったような表現にできるまで自分と作品と対峙する時間。
一人ひとりに聞いてみたくなるほど、丹精込めて作られています。
全て紹介できなくて残念ですが、一部の作品をご紹介させていただきました。
10代の感受性豊かな子たちの作品は見ていて気持ちよく、大満足でした。
このあと、この子たちは受験に向かってそれぞれの道を選ぶわけですが、
自分の可能性を信じて大きく羽ばたいていってほしいなあと思います。
みなさん、頑張ってくださいね。