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工場の風景 フォークるン編


タレットパンチのベルトコンベアから鉄板を抜いた抜きカスが下りてきます。
夜間に自動運転をかけていくと朝には満杯になっています。
毎朝これをリサイクルボックスに開け変えるのがいちにちの始まりです。

このスクラップボックスは弊社のオリジナルで「フォークるン」という名前で商標登録してあります。

この日はこのくらいたまっていました。
まだまだ入りますが、次に使用する材料が違ったため、フォークるンも指定材料に合わせてセットするのでそのついでにこの鉄用のをあけるところを取材しました。

今日の作業者は村瀬さん。このフォークるンの開発に携わり設計や製作をしてくれています。
キャスターで転がすのでフォークリフトを付けられる場所まで楽々移動です。

フォークリフトにて運びます。

爪を指して持ち上げます。

1トン程度まで入ってもフォークリフトにて運ぶので全く腕や腰に負担がかかりません。



スチール用のリサイクルボックスにあけます。

まず箱の淵に引っ掛けるようにおきます。

爪を奥のフックだけ抜きます。

爪の角度を少し上げて

奥のフックをかわして爪を手前ギリギリまで差し込みます。

爪を上昇させフォークるンを持ち上げます。

更に持ち上げます。

中身が気持ちよく排出されます。

更に持ち上げて細かいカスなども落とします。

一般的に売っているダンプカートよりもひっくり返る角度があるので手で掻き出すような作業なく中身がきれいに排出されます。作業に慣れてくるとこれが痛快になってくるようです。

見事に空っぽになります。

そしてフォークるンのすごい所はここから。

このぶら下がった状態で下におろすと、また元の状態に戻せるのです。

地面に着地させたら爪を下ろしながらバックしていくと
自然に箱が起きてくるんです。

箱の下につけてある重りによって支点、重心、作用点が順に変わり元の状態に戻るのです。
からくりコンテナといったところでしょうか。

そしてまた奥の爪を差し込み移動



作業完了です。
作業者がフォークリフトから降りることなく、また一人でも身体に負担をかけることなく、重労働が楽に短時間で終わらせることができます。

国際特許取得済みで国際特許も出願しています。

弊社の従業員も50代前後の年齢ばかり。若手は一人もいません。しかも少人数です。
そういった同じような環境の製造業がこれからも増えていくのではないでしょうか。

少しでも、体に負担をかけず短時間で作業が済み、高齢化社会にも貢献できる、設備投資にそこまでお金をかけられないところなど、このフォークるンを是非とも色々な業種の方々に使っていただけたら幸いです。
詳しく情報が知りたい方は遠慮なくお問い合わせください。

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フォークるンのご注文お待ちしております。