会社の玄関にかけてある看板です。いま、壁の塗り替えをしていただいているので一時的にはずしてありました。
この看板は会長の友人で、社長が小さなころからかわいがっていただいていた住吉看板さんが書いてくださったものです。

毎年お正月には手描きのポスターを描いてくれていましたが、昨年からはご高齢の為ポスターもなくなりました。

御年87歳の住吉看板さん、だんだんお仕事も取らないようにして、今は店じまいをされ、仕事場の整理をしています。

今、住吉看板さんのように手描きで看板を作る人はもういないそうで、パソコンのデータをシールに印刷して貼るものがほとんどだそうです。
いつも住吉看板さんのアトリエに行くと昔描かれた看板が並んでいてとても興味深く拝見してしまいます。
昭和の時代の懐かしい感じがします。
もう、これらの残された看板も全てごみとして処分してくるとおっしゃっていました。
住吉さんもご自身の作品として大事に保管されていたんだろうな…と思うと、使い道はないけれど勿体ないなぁと思ってしまいます。
確かな腕をもった職人さんの終いを目の当たりにするのはさみしいものです。
書いていただいたうちの看板はずっと大切にしていきます。