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レーザー加工機アラーム


レーザーで加工しようと立ち上げたのですが、原点復帰が出来ずアラームマークが光っています。

「アラームNo.2156 アルミセンサ ストップポジション フリョウ」
となっています。

原因 アルミセンサの近隣スイッチが異常を検出しました。

と、取説には書いてあります。

リセットボタンを押してみたり、いろいろかまってみてもうんともすんとも言わず…
「もうわかりません!」と社長に助けを求めると
「あ~100回に1かいぐらい出るアラーム」だと言ってました。

社長に教えてもらうがままテーブルにのぼり、機械上部の屋根を開けて、中にある右側の黒い箱を開けると

細い針のような棒が見えます。あれが奥の筒の範囲内に来てしまっているのがアラームの状態らしいです。
手前の赤い四角のものがセンサで異常を反応させます。

どこで元に戻すかというと、写真左の黒い丸(ソレノイド)を回転させてピンの引っ掛かりを外すと、細い棒が正常な位置で止まるように戻るそうです。

そういうことかぁ…しかし、100回に1かいぐらいだと覚えていられるかな?
次にこのアラームが出た時には私はきっと忘れてしまいそう。
ですから、この写真をプリントアウトして説明を書き加え、取説に挟んでおきました。
そばにいた従業員の方々にも状態をみてもらい説明しました。

機械に異常が起きるとドキッとして、自分一人だと焦って汗がダラダラに流れて、どうしようもなく不安になるのですが、数をこなすうちに覚えていったり、自分でアラームを解除できると次からはそこまで焦らなくても済むようになるので今回のことももしかしたら思い出せるかもしれません。
でも、やっぱり不安な時は社長や従業員の方々に確認したりすることも多々あります。

従業員の方々も機械の大体のことは把握してみえてすごいと感心するのですが、
社長がすごいのはそれ以上に機械のほとんどのことを理解しているので機械のことはほぼわかっています。わからなかったとしても、ひたすら考えて考えて原因を追究しようとします。

社長が家業を継ぐ前、工作機械のサービスマンだった時のことをよく話してくれますが、お客様の機械がこわれて呼ばれたときは
「絶対に機械を直さないとお客さんの仕事が止まってしまうから、自分がなんとしてでも直す。直さないと帰れない。お客さんに迷惑がかかる。」
と前に言っていたことを思い出します。
そんな特殊訓練を繰り返していたおかげで今でも当時のほとんどのことを覚えていて
機械のことなら誰に何を聞かれても答えられるのだろうと思います。
自分がやるしかないと思ったらなんとしてでも考えてやらないといけないな、とそれを思い出すたびに身が引き締まる思いになります。

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