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名古屋大学に行ってきました


昨日は激しい雨と風の中でしたが、名古屋大学に行ってきました。

お邪魔したのは工学研究科5号館

名古屋大学大学院 工学研究科 助教 阿部英嗣先生のところにお邪魔しました。

以前より大変お世話になっております、三重大学 大学院工学研究科の尾崎先生に
弊社で作っている製品のことを相談しましたところ
尾崎先生から
「そういった分野で得意な先生が名大にみえますからご紹介しますよ。」
と、名大の阿部先生をご紹介していただきました。
有難いことに尾崎先生の素早い段取りのおかげと、阿部先生が快く引き受けていただいたおかげで
今回セッティングしてもらうことができました。

名大の敷地がとても広くて、尾崎先生と阿部先生が工学部5号館までの経路と
車の駐車場所まで丁寧に案内してくださらなければたどり着かなかったのではと思います。
とても丁寧に案内してもらったのに、阿部先生のお部屋の手前でウロウロ…尾崎先生が気がついてくれて良かったです。

阿部先生は材料強度や金属材料の疲労、塑性加工、接合などの研究をされています。
また、溶接技術検定の審査委員もされていて弊社のある各務原市金属団地にあります岐阜県鉄工溶接組合に溶接検定の審査員として来られることもあるそうです。

今回の、お話させてもらった内容の詳細は伏せますが、

ある製品について価格の問題や品質保証のことを考えて、
「溶接レスの構造の方がお互いにメリットがあるのでは。」
という提案をしてきた弊社の経緯を聞いていただき、社長の提案するサンプルも見ていただきました。

阿部先生にお話を伺って納得できたのは
加工屋さんの目線で、強度を確保するために「こうする方が安くできますよ。」と提案するだけでは難しいものがありメーカーさんの求める性能や意図が分からないと適切なポイントをアドバイスする事ができないのではないかということです。
強度や品質の点では、なにか問題が起こった時のその部品を見せてもらえたらいいのですがメーカーさんとのやり取りの中でそれも難しいのではないかという事と、メーカーの設計さんと直接もっと相談をする必要があるのではないかというような
社長が常日頃から思っている製造業下請けとしてのジレンマを理解していただきながら
大変よくわかるお話をしていただけました。

お話の後には研究室の中も案内していただきました。

先生は狭いとおっしゃられていましたがとても広くて驚きました。

大きなサーボプレス機や油圧プレス機。

色々な引っ張り試験機。

とてもきれいな部屋にあらゆる機械があり

さすが名古屋大学大学院は違うなあと感心いたしました。

実習室には学生さんもいらしてテキパキと実験をして見えました。

古くからの機械もあるようで、名大出身の尾崎先生が「昔よく使っていた」と、とても懐かしがっておられました。

阿部先生がこの「シャルビー衝撃試験機」で実際に金属片を破壊して見せてくださいました。
振り子式のハンマーで衝撃を与えて破壊した金属の断面を見て材料を評価するものらしいです。

阿部先生のバイクも拝見いたしました。
オーストリアKTM社のバイクなんだそうです。先生の印象がとてもアクティブなものになりました。

続いて建物を移り

ナショナル・イノベーション・コンプレックス(NIC)
という施設も案内していただきました。

こちらは企業と大学、行政、産学官連携で相乗効果促進を図るための研究施設です。

入り口におしゃれなカフェがあったり、

建物の中の空間の使い方に余裕があって

まるで商業施設のような感じの場所でした。

色々と初めて見るものばかりで楽しかったです。
阿部先生にはお忙しいところお話を聞いてくださり、
また、いろいろと案内してくださり誠にありがとうございました。
そして、尾崎先生には今回の段取りを大変スムーズにしていただき、
当日も一緒に来ていただきお話も熱心に聞いてくださって大変ありがとうございました。
お二人の先生に感謝申し上げます。

余談ですが…
最初に、時間に余裕がなかったのですがギリセーフで学食を食べることができたのもとても楽しかったです。
名古屋大学の「かき揚げそば」安くてとても美味しかったです。
ごちそうさまでした。