イノベーションマッチング中部
2022年の年末から始まった「イノベーションマッチング中部」
経済産業省中部経済産業局が主催です。
大学が持つ「技術シーズ」で中小企業にもイノベーションを起こす、
産学官+金融機関でのマッチング事業です。
これをきっかけに、三重大学の尾崎研究室のご協力で社長が日頃から考えている板金技術を
分析研究していただいています。
尾崎研究室の学生さんの卒研テーマとして取り上げていただき昨年度から今年で2年目の卒研発表会を行いました。
学生さんたちから大変人気がある尾崎研究室なので、今年はお二人の研究生が発表をしてくださいました。
溶接箇所において人の手で溶接するティグ溶接とレーザー溶接機を使った機械による溶接の取り付け強度を数値化し、
偏差を出していただきました。
また、レーザによるヘリ溶接に関する研究ではステンレスを使った異材溶接の条件出しをしていただきました。
どちらも、弊社が請け負っている製品を新たなる技術でも品質の均一化を確立出来たらと思い研究課題とさせていただきました。
お二人とも大変根気よく実験に取り組んでいただきデータを分析し分かりやすく発表していただきました。
最後に尾崎先生の方からも、「大学では20年30年後に役立つことをやらなくてはいけないという事もありますが、いま、企業とインターンシップをする事が多い中、企業さんが困っている課題を解決するということが大学の使命なのではないかと私自身の考えもありこういった研究をしてきました。」とのお話をいただきました。
銀行さんからご紹介頂いた事業をきっかけに三重大学の尾崎先生とご縁をいただき弊社としても、そして大学の皆さんにとっても
有意義なものを共有でき良かったと思います。
発表が終わってからも、各企業様、銀行さん、新聞記者様、うちの従業員さんとの交流が続き話が尽きませんでした。
学生さんたちにとっても一企業の現場で働く方々に話を聞いてもらえたことや、いろいろな人から話を聞くことがこれから人生の励みになったとしたら幸いです。
そのあとも、工場内を見ることにも学生さんはとても意欲的で、
そんな学生さんたちに従業員さんたちが生き生きと機械の説明をしてくださっている姿が見られて
なんだかとてもうれしかったです。
最後に三重大の皆さんとアマダさんと弊社の皆さんで記念撮影。
会場を変えて、久しぶりに従業員さんも交えて会食をしました。
今日は、三重大学卒業式だそうです。
このお二人は引き続き大学院生としてまだ研究に勤しむとのこと。
日本の未来の為に頑張ってください。
ご参加いただきました皆様には感謝いたします。
どうもありがとうございました。