中部レーザ応用技術研究会30周年記念フォーラム
~社長手記~
中部レーザ応用技術研究会に出席させていただきました。
名古屋大学でレーザ溶接の研究をなさっていた沓名宗春先生が、名古屋大学を退任されこの研究会の会長を務められています。
それまで関東や関西で大きく活動していた溶接の研究会に中部地区から出向くのにいちいち時間がかかるのと、今現在、溶接を基礎研究としてやっている大学は日本で3ヶ所だけだそうで中部地区に研究機関がなくなってしまうことを危惧して立ち上げられました。
中部地区は産業の発展中心地だった為、この研究機関に世界をリードする自動車産業などの名だたる企業が賛同し会員となりこの研究会が大きな役割となって日本の工業製品を支えています。
弊社は小さな零細企業ですが、イノベーションマッチング中部で「切断用レーザー加工機を利用して安定した平面突合せ溶接技術の確率」というエントリーで三重大学の尾崎助教と共に研究をしていただいており、その尾崎先生の名古屋大学時代の恩師が沓名先生だったということで沓名先生のことを以前からお聞きしていたのと、
先日、弊社に取材に来てくださったマシニスト出版編集主幹である石川紀夫氏より今回この研究会フォーラムのお誘いをしていただいていたので参加させていただきました。
製造業においてQCD~Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期)~この3つは欠かすことのできない重要な要素です。どの要素も向上させようと多くの生産現場で努力が重ねられています。
弊社は溶接を排除して安定した品質確保を追及していますが、大手の自動車産業ではしっかりとした溶接技術を使っての生産が必要で、たまたまうまくくっついたということではダメなわけです。
製造ラインにレーザー溶接技術をのせるということは、なぜそれが安定しているのかを導き出すものがないとおかしいと常々思っていました。
しかし今回の講演会を聞き、溶接の解析技術として高速度カメラを使い溶融池挙動を観察する技術が発達したために安定的な品質確保が可能になったということがわかりました。
一部分だけを切り取りテストしてみてもそれではわからないと思っていましたが、これだけ解析技術が発達していればトレーサビリティも確保することが可能だとわかり大変勉強になりました。
レーザー溶接の話になると「沓名先生」の名を耳にすることが良くありますが今回初めてお目にかかり、皆さんにとても慕われていらっしゃることや先生と親しくお話をされる方が多くいらして、この中部レーザ応用技術研究会がとても大きく盛り上がっているのは沓名先生のお人柄がいいことにあるのではないかと思いました。
沓名先生の社会人一年目は川崎重工業に入社だったそうです。
というわけで沓名先生にも弊社のグッズ「かわさきエンブレム」もらっていただきました。
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